ボトックス
ボトックス
目次
ボトックス注射とは、正式にはボツリヌストキシンというクロストリジウム・ボツリナム菌から作られた神経毒を主成分とする製剤を用いて、表情ジワや顔の輪郭を形成する筋肉に注射することで、表情ジワの改善や輪郭形成(小顔効果)などを目的とする施術です。ボツリヌストキシンは神経と筋肉が接合している部分における神経伝達をブロックすることで、筋肉の動きが抑制されて表情ジワが改善されます。
笑ったり、しかめ面をしたときなどに見られる目尻のシワ、眉間のシワ、額の横シワなどの表情を作った際に見られるシワは「表情ジワ」と呼ばれます。これは筋肉が収縮(縮む)することで皮膚が深部に引き込まれて溝が作られることでシワが形成されます。若いうちは皮膚の弾力が保たれているため、表情を作ったときのみに表情ジワが見られるだけで、普段はシワは見られません。しかし、老化や紫外線によりコラーゲンやエラスチンといった皮膚の弾力に関わる成分が減って弾力性が低下した状態で、同じ部分に表情ジワが繰り返し作られると、シワが元に戻りにくくなり深く刻まれるようになります。
このように表情を作っていなくてもシワのある状態が「刻まれジワ」ですが、ボトックスにより表情ジワを作る筋肉の動きを抑えることで、現在の表情ジワのみならず、将来的な刻まれジワも予防することが可能となります。
また、表情ジワとたるみジワは下図のように部位が原因が異なります。表情ジワは上記のような表情筋の収縮により作られる皮膚の溝ですが、たるみジワは皮下脂肪の量が増加・減少して変化したり、皮下脂肪の位置が移動することによって皮膚全体がたるむことで目立つようになるシワとなります。そのため、ボトックス注射によって改善が期待できるシワには限りがあることを知っておくことも大切です。


アラガン・エステティックス BotoxVista カウンセリングツール 2024より
エラボトックスとは咬筋(こうきん)と呼ばれる顎の筋肉にボトックス注射を行うことで、筋肉が萎縮してエラの張りが目立たなくなり、小顔効果、顔の輪郭矯正の効果が期待できる施術です。メリットとしては骨切り・切開をせずに注射のみで小顔効果を得られ、ダウンタイムがほとんどない、歯ぎしりの改善も同時に期待できる、といったことがあります。一時的に硬い食べ物を噛みにくく感じる場合がありますが、徐々に慣れていき日常生活に支障はありません。
多汗症に対するボトックス治療では、多汗が気になる部位にボトックス注射をすることで、多汗症やワキガを改善する効果が見込まれます。ボトックスがエクリン汗腺における神経伝達を阻害することで発汗が抑えられることによります。治療から3,4日ほどで効果がみられ始め、個人差はあるものの平均6か月(4~9ヵ月ほど)効果が持続します。
マイクロボトックスとは表情ジワに関わる深い部分の筋肉に作用させるボトックス注射とは異なり、真皮と呼ばれる皮膚の浅い層に微量のボトックスを細かく注入することで、毛穴の開き、皮脂、汗、肌質(ハリ・小じわ)の改善などといった幅広い効果が得られます。皮脂腺や汗腺といった皮脂分泌・発汗に関わる組織は真皮に存在しており、ボツリヌストキシンは皮脂の分泌や発汗の活動に関わる信号を抑制することが分かっています。そのため、マイクロボトックスで真皮の内部にボツリヌストキシンを作用させることで皮脂分泌や発汗が抑制されます。そして、ボトックスによって皮膚表層の筋肉がリラックスして、リンパ管の機能低下を通じた軽度の浮腫みが生じることで小じわや皮膚のハリの改善、毛穴の開きの改善などの効果があらわれるといったメカニズムも考えられています。
また、マイクロボトックスはニキビや酒さなどの疾患の炎症・赤みの症状を改善させる効果もみられることが報告されています。
当院ではマイクロボトックスをキュアジェットという美容医療機器を用いてボツリヌストキシンを導入しています。キュアジェットはジェットの力を利用することで針を用いずに皮膚内部に薬液を導入しつつ、総合的なリジュビネーション(肌の若返り)が期待できる機械です。キュアジェットではボツリヌストキシンの手打ちによる注射と比べて、広範囲に細かく均一に、かつ少ない痛みでマイクロボトックスを行える方法となります。
ボトックスは以下のようなお悩み・ご希望がある方におすすめとなります。
●表情を作った時におでこ、眉間、目尻のシワが目立つ
●表情ジワの改善と将来的な刻まれジワの予防をしたい
●フェイスライン(エラ)をすっきりさせて小顔にしたい
●歯ぎしり、食いしばりを改善させたい
●わき汗、多汗、ワキガが気になる
●毛穴・皮脂・汗・肌質などをトータルで改善させたい(マイクロボトックス)
当院で行っているボツリヌストキシン注射(ボトックス注射)は下記の2つの製剤を使用しています。どちらも品質、効果ともに認められている安全性の高い製剤となります。
ボトックスビスタはアメリカのアラガン社が製造しているボツリヌストキシン製剤です。日本で唯一、厚生労働省が眉間や目じりの表情ジワなどの美容領域への使用が承認されており、知名度の高さ、安全性、ブランド力などが高く評価されています。
ボトックスビスタは薬剤の拡散が極めて少なく、ターゲットとする筋肉以外の筋肉に作用してしまう心配がないため、細かい部分のシワへの治療に適しています。また、抗体を作る可能性が低いとされています。

ボツラックスは韓国のHugel社が製造するボツリヌストキシンで、KFDA(韓国食品医薬品安全庁)に医療承認されています。ボトックスビスタ同様に安全性の高いボツリヌストキシン製剤で、韓国のみならず日本、欧米など世界的に数多くの使用実績があります。日本国内では未承認薬ではありますが、効果や持続期間はボトックスビスタと同等であることが臨床試験により示されており、ボトックスビスタの後発品(ジェネリック医薬品)にあたることから、ボトックスビスタよりも治療コストを抑えてボトックス注射を行うことができるというメリットがあります。

細い針を使用するため、針を刺す時の痛みはそれほど強くありませんが、薬液を注入する際に痛みを感じやすいです。注射前にアイシングをすることで痛みを緩和することが可能です。
基本的に1回だけボトックス注射を行い、それ以降のボトックス注射を止めてしまっても老化のスピードが加速するわけではありませんので問題はありません。一方で、ボトックス注射により表情ジワができないようになることで、将来的な刻まれジワへの進行を予防することができますので、良い状態を維持するには4~6か月ごと(年2~3回程度)のメンテナンスが推奨される場合が多いです。
ボトックス注射後2~7日程で効果が出始めて、およそ2~3週間で効果が安定するのが一般的です。そのため、注射後しばらくは効果を実感できなくても、2週間ほどは様子をみていただいたうえで、まだ表情ジワが気になる場合にリタッチを相談するとよいでしょう。
ボトックスの効果は3~4か月程度持続する方が多いですが、個人差があり5か月以上継続する場合もあります。
重症筋無力症、神経筋接合部疾患、閉塞隅角緑内障などの疾患がある方は基本的にボトックス注射を行うことができません。そのため、治療中の病気がある場合は必ず医師に申告し、ボトックス注射の可否を確認してください。
安全性が保障されていないため、妊娠中や授乳中の投与は推奨されていません。
当日からメイク、洗顔、入浴が可能です。しかし、ボトックスは熱により効果が弱まる可能性があるため、施術当日は熱いお風呂、サウナ、岩盤浴、激しい運動、飲酒などの体が暖まることは避けるようにしてください。
また、注入したボツリヌストキシンが目的とする筋肉以外にも拡散してしまうことを防ぐため、施術後数時間は注射部位を強くこすったり、マッサージすることは避けてください。
軽度の腫れ、赤みが起こる場合がありますが、数時間で落ち着くことが多いです。
注射部位に皮下出血が起こる可能性があり、目立たなくなるまでには1週間ほどかかりますが、メイクで隠せる程度の場合がほとんどです。
| 部位 | 料金(税込み) |
|---|---|
| 目じり・眉間・額(ひたい)・梅干しジワ | 19,800円 |
| エラ | 55,000円 |
| わき | 66,000円 |
| 部位 | 料金(税込み) |
|---|---|
| 目じり・眉間・額(ひたい)・梅干しジワ | 13,200円 |
| エラ | 33,000円 |
| わき | 38,500円 |
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